「会社に依存せずに、自分の力で生きたい」
「どこでも働ける人材になりたい」
そう思っている社会人は多いはず。でも、そういう人がたくさんいるということは、「会社に依存している人」が多い裏返しです。
なぜサラリーマンは依存してしまうのでしょうか。
こちらと関係があると思います。
目的なく、ただ年収300-400万くらいあって、福利厚生もあって、それなりに楽できて、やりがいもある仕事。そういうイメージで仕事を求め、ただ漠然と年を取っているからです。
「クリエイターの成長曲線」という記事でも書きましたが、このように伸び悩んだまま働くことは、長い時間をかけて自分を不利な位置に追い込みます。
20代中盤で気付ければ挽回のチャンスはあるものの、30過ぎてくると頭も固くなり、今までの習慣が根付いているため、変化は難しい。あとはゆるやかに精神を擦り切らせていく。
そうして、会社に依存するしか選択肢がなくなってくる状態が生まれるのです。
勇気をもって辞めてみても、次の職場で同じ問題がのしかかってくる。ではどうすれば解決できるか。
選択肢は2つです。
- 悪条件を受け入れる
- 実力をつける
1つ目の「悪条件を受け入れる」とは、良く言えば「好条件を手放す」とも言いかえられます。生活費のかからない田舎で慎ましく暮せば、稼がなくていい。現金収入が月5万以内で暮らせる生活環境を作ってしまえば、少しアルバイトをすれば十分です。YouTubeやメルカリで月1万稼げば、残り4万をバイトで補填すればいい。
そうやって生活のグレードを調整することで、会社へ依存する必要もなくなる。
この選択は決して悪いことではありません。ただ、若いうちに割り切れる人は少ないでしょう。割り切った人が偉いわけでもありませんしね。
現実面のお話をします。今や地方都市でさえ、中心部だと家賃はそれなりにする。最低月14万円はないと暮らしていくのは難しいでしょう。遊興費・交際費など現実的なコストを諸々入れると月20〜30は必要です。東京であれば30あっても思い通りにはなりません(独身の場合)。
30を稼ごうとすることで、依存体制を強化していると言えるのです。
私も若いうちから田舎に引っ込んで最低限の暮らしをするのは嫌です。いろんな経験を通して1周回ったら、ありと思えるかもしれません。現実的に若いうちからそういう選択を能動的にとれる人は多くはありません。
であれば、報酬相応の実力をつける必要があるという、至極シンプルな解決策しかなくなるのです。でも、それはそれで取り組んでみれば、良いことも多いです。がんばっている人は誰かが助けてくれるし、頼られる嬉しさもある。光にスポットを当てれば、良いことはたくさんあるんです。
>> プログラミングがわかった瞬間
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