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4タイプに分けられるリモートワーク

リモートワーク(在宅ワーク)は昔は内職的なものであり、あまりお金にならないのが常識でした。今でもそういう案件はたくさんありますが、金銭的な面では随分改善されてきているように思います。他社さんはもちろん弊社でもそうなんですが、リモートでも年収1000万円超えは珍しくない時代になってきているわけです。そういう実態もあってか、リモートワークは今人気の高い働き方になっているわけです。

ただ、それでもみなさんのリモートワークに対するイメージと私のイメージに乖離を感じざるを得ないことが多いんですね。それはきっといろんな人を面接しているからでしょうね。「時間的に融通が効いて、自分のスタイルで仕事ができる」というバラ色なイメージを膨らませている人が多いなと。

一言でリモートワークと言っても、色んなスタイルがあります。

例えば、先進的なグローバルIT企業でよく取り入れられているスタイルは非常にシステマチックです。支給されたPCにはすべての行動が監視されるソフトが入っているし、業務中は自宅に設置した監視カメラの前で仕事しなければならない。契約期間というものも定められていて、違反すると違約金をとるところもありますね。支給した備品のコストを回収する為に、一定期間以上働いてもらわないと困るという理由からです。

オフィスで働いていても上司からの監視はある程度あるでしょうけど、ソフトやカメラによる監視は生身の人間の監視よりも精神的にキツイものがあります。全てがデータとして記録に残るわけですから。人数が増えてくると現実的にすべてのスタッフに信頼関係や目的共有を基盤とすることは無理があります。だから、今後のリモートワークは、監視を基盤としたスタイルが主流になっていくと私は考えています。

2つ目のスタイルは、一部の業務に対してのみリモートワークを許可するというやり方ですね。プレゼン資料をつくったりするのは家でやっていいけど、それ以外は会社に来てね、みたいな感じです。月に何回までとか決められているところもありますよね。これは非IT系の企業で取り入れられていることが多い。私はこのスタイルは合理的だしバランスもとれていていると思います。会社に行かなくてもできる業務をやるのに無理して通勤する意味などないからです。

3つ目のスタイルは、非常に賃金が安く抑えられているパターンです。昔ながらの内職的な位置づけですね。雇用関係であれば最低賃金が定められていますが、発注という形にすれば最低賃金を気にする必要はありません。例えば、ウェブのライティング業務とかそういうものが多いですよね。○記事いくらみたいになっているけど、時給換算してみると500円切ってたみたいなことってあります。主婦をターゲットとしている人材斡旋サイトに行くと、こうした案件がよく見受けられます。

4つ目のスタイルは、人間の情熱を基盤にしたスタイル。そういうところは、それぞれのメンバーがフラットに近い関係でやっていたりすることが多いです。雇われているというより、参加しているというイメージでしょうか。メンバー各々が仕事に対して、”自分の”課題を持っており、各メンバーの課題が合致するというか、融合することで組織が維持されていくスタイルです。このスタイルは、基本的に大人数では成り立たないと思ってます。本来、経営陣だけで構築しうる関係性を社内全体まで広げよう試みだからです。

ちなみに、デザインプラスでは4つ目のスタイルを創業以来ずっと貫いています。貫いていると言っても、実験・模索に近いのですが。模索の先にまったく新しいものがあると信じているのです。当然うまくいかないこともたくさんありますけど。

2年前、1年前よりもメンバーの厚みが出てきたと思いますが、課題もたくさんあります。きっと課題がなくなることはないんでしょうね。でも、振り返ってみるとこの環境が毎年おもしろくなってきているのは事実です。なぜなら、私自身、メンバーに刺激を受ける機会が増えたし、自分たちが作り出そうとしている環境が素敵な人たちとの縁を生み出している実感があるからです。

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