ウェブ業界に就職・転職する人の多くは、以下に分類されます。
- 実務経験者
- 実務経験なしだが、専門学校 or 通信教育課程修了
基本的に重宝されるのは1の経験者。
でも、伸びしろという点ではどちらが優位とかはありませんので、2も採用するウェブ制作会社が多いです。2だと、最低限任せられる業務があるので、その仕事を通じて、技能が上がっていくためです(つまり、現在使えなくても将来性はある)。
ただ、通信教育にも行ってない完全にド素人の場合は、そうはいきません。素人を雇ってくれる会社はほぼないです。
ウェブの基礎的な仕組みを知らない、ということは我々からすると「ひらがな・カタカナが読めない」のと同じ。話が通じない。あらゆることに対して、噛み砕いて説明し、手順や操作も身振り手振りで説明する必要がある・・・大変です。結局は雑用くらいしかお願いする仕事がなくて、そうすると一向にスキルが身につかないから、何年経っても使えないので、雇わないのです。
じゃあ、入口は「高額な通信教育や専門学校」しかないのか。そんなことはありません。ポイントさえ押さえていれば、就職や転職が可能です。
プロは通信教育を信じてない
専門学校や通信教育で教わるのは、本当に基礎の基礎。実務で使えるレベルではありません。でも、基礎知識があるから、簡易な作業は任せられる。ここが大きい。
「この100枚の画像を全部1000x700pxにリサイズしといて。アンシャープマスクかけてね」「このページのaltに適切な文言、埋めといて」といった雑用を説明なしで依頼できる。企業側が通常業務を通じて、人を養成できる状態。ウェブ制作会社はこれを求めているのです。
そもそも通信教育は高すぎますね。
実用的な技能を学ぶには?
以下の2サイトを作って、実際に運営してください。
- ペラページ(HTML/CSS/画像作成)でポートフォリオを1枚作る。
- WordPressブログを運営する。
1のペラページ作成ではHTML/CSS/画像作成/FTPの知識が、2のWordPressブログ運営ではWordPress全般とサイト管理の知識が身につく。
これらのサイトを作って運営した時点で、あなたには既に実用的な基礎知識が身についています。
さらに、これは単に学習のためだけではありません。実際に収益が上がるサイトを作れば、あなたの長期的な資産にもなるし、企業側に対して独自性の高いアピールポイントになる。
| サイト | 運用方法 |
| ポートフォリオサイト | 自分の技能を紹介するポートフォリオサイトを作り、実際にそこから仕事が入るようにしておく。仕事が来るかどうかはさておき、来る体制を実際に作ることが大事。 |
| WordPressブログ | 記事を書いてアフィリエイトや広告や記事販売で収益を得る。収益を得ながら、ウェブマーケティングの実戦経験までつく。これは制作会社側から見ても魅力的な人材に映る。 |
前提:学びも仕事も自分のため
始める前に忘れてはいけないことは「学びは自分のためにやる」ことです。独学は、自分のためでないとうまくいきません。ダラダラしてしまったり、膨大な時間がかかります。学びだけでなく、仕事も遊びもすべてそうですね。
「就職に合格するため」だけだと、ほとんどの人は学習が進まない。独学できる人は「稼げるサイト作ってみたい」「作れたら、マーケティングもできるWebデザイナーになれるし、重宝されるだろう」といった、より先を行く思考を展開する。だから、学ぶ熱量も湧いてくる。
この思考ができるかできないかの差は、かなり大きいです。
できない人は、独学は向いていません。ダラダラする、集中できない、膨大な期間がかかる。通信教育や専門学校などで、誰かに強制的にやらされる環境を作りましょう。
これは仕事においてもそうです。自分のために仕事できない人は、上司から命令や強制されるような環境で働きましょう。
学習も就職も、自分のためにやるのが正解です。環境を背景に自分を試す。人とメカニズムを知る。自分を磨くために働く。磨ける環境でないと判断したら、辞める。自分のために全力でやっている人は、次のステージはもっと良くなります。
教材や学ぶ順番
「学びは自分のためにやる」という大前提に立てたら、次は独学のために必要なことをお伝えします。
通信教育が優れた点は、教材や学ぶ順番が体系的に用意されていることです。漢字を教える前に、まずはひらがなやカタカナを教えます。漢字から覚えるのも不可能ではないですが、正しい順序のほうがスムーズです。
学ぶ順番と何を学ぶか、これが独学には大事です。
まずは以下を用意しましょう。
| 用意するもの | 用途 |
| Photoshop | 画像編集ソフト。写真の補正・切り抜き・合成、バナー制作などに使う。 |
| Visual Studio Code | HTML・CSSなどを書くためのエディター。Macなら無料のmiもOK |
| FileZilla ※無償 | ファイル転送ソフト。サーバーにファイルのアップロードするためのもの。 |
| レンタルサーバー |
作ったサイトを公開するスペース。WordPressを使えるものを選ぶと練習の幅が広がる。 |
| ドメイン |
自分のサイトのアドレス。学習用サイトやポートフォリオに使う。 |
レンタルサーバーやドメインは最安のもので大丈夫です。
FileZilla以外はお金がかかりますが、通信教育に通ったとしても契約させられます。通信教育の30万が浮いたと思ったら、あまりに安い買い物でしょう。
これらが用意できたら、実際に学習に入っていきます。
| 項目 | 学習内容 |
| 1. Webサイトの仕組み | ブラウザー・サーバー・DNS・URLの関係を学べる。最初は「アドレスを入力すると、なぜページが表示されるのか」がわかれば十分。 |
| 2. HTML・CSS | 実際にHTMLとCSSを使って超簡易サイトを作ってみる。これでHTMLとCSSの基本はわかる。最低限理解できたら、次へ進み、5まで終わったらまた戻ってこよう。繰り返しで修得の精度を上げる。 |
| 3. Photoshop | 画像を作ってみる。まずは画像のリサイズ、トリミング、サイズ変更、文字入れ、保存の全てができれば最低限はOK。後は少しずつできることを増やしていこう。 |
| 4. FTPソフト | FTPソフトで、ローカルのファイルをインターネット上にアップすることが出来る。そのFTPソフトの定番「FileZilla」の使い方を覚えよう。 |
| 5. WordPress | WordPressのインストールからテーマやプラグイン設定。実際に記事をいくつか書いてみる。 |
一応参考サイトを載せていますが、これだけでは足りない(特に2,3,5)ので、自分で調べてそれぞれのサイトを完成させてください。
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