どの企業にもルールやマニュアルが存在するもの。
ルールにはメリット・デメリットがあります。本記事でルールについて解明していきます。
メリット | デメリット |
・最低限の質を担保できる。 ・誰でもできる工程ができる。 ・改悪が減る。 |
・前例踏襲型になる。 ・個別に最善手が打てない。 ・改善が減る。 |
ルールが多いチームでは、指揮系統はトップダウンの傾向があります。ルールが少なければ、現場・主に職人やクリエイターの自由裁量の度合いが増えます。どちらが良いとかはないでしょう。
ルールがないことで生まれるデメリットもあります。一定の規格がないと品質がバラバラになり、最低限の質を確保できなくなる問題が大きいです。あとは、作業者が迷う要因にもなる。
大企業や大規模チェーン店、規格通りであることが何より重視される事業は、ルールやマニュアルを充実させるメリットは大きいと言えます。
逆に、クリエイティブなことをやっている事業では、ルールが役に立つこともあるにはあるが、マイナスとなるケースが増えてきます。小規模チームが大規模組織と対等以上に渡り合うには、クリエイティブ性が欠かせません。
組織が前例踏襲型に向かうと、品質の根本改善にも向かいにくい。よって、小さな組織、創造性が重視される事業ではルールやマニュアルは最低限に留める必要がある。ルール外のことは、クリエイターが自由裁量で決められる余地を残す。
当社は当然、ルール至上主義ではありません。「結果 >>> ルール」です。ルールは破ったり改変しても構わないし、よりよくするにはルールに囚われない考え方が必要です。ルール遵守よりも良い結果を奨励する社風があります。
以上がルールのメリット・デメリットです。ここからはルールとの相性が良い人、悪い人の違いについて。
ルールが多いことは、一見して悪いことのように思われがちです。誰にとっても悪いのでしょうか?そんなことはありません。「ルールがあるから楽」ということもあるのです。
日本の教育方針は、学校・家庭ともにルール遵守できるかを重視します。よって自ずとルールがないことに不安を覚える人も多いのです。
ルールとの相性が良い人 | ルールとの相性が悪い人 |
・責任を回避したい人。 ・確固たる自分がない人。 ・考えるのが面倒な人。 ・最善の回答を提示できない人。 |
・最善が好きな人 ・合理的思考 ・考えるのが好きな人 ・最善の回答を提示できる人。 |
一般的なサラリーマンは、ルールを窮屈に感じる反面、ルールに助けられている面も大きいのです。ルールがなければ、自由な思考と判断が求められますし、判断一つ一つに責任が伴ってくる。自分の行動に責任を持てる大人ってどれだけいるでしょうか。
ルールが少ない社会や組織は維持それ自体大変ですが、そこで生きていくのも大変なことなのですよ。
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