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コミュ障ではやっていけないと思う

この会社は全社員がリモートワークなので、わりとコミュ障の人の応募率が高いわけです。

「人が信じられない」「上司と話しているとパニックになる」といった相談を応募者から受けることがありますが、「じゃあうちだったら出来ますね」という話にはならない。

我々がなぜリモートワークを続けているかというと、人嫌いとか今風の働き方を求めてとか、そういうことではないからです。そんなことどうでもいいわけです。

私達がこのスタイルでやっているのは、あくまでも創作の火を燃やすためです。その為に一人の時間、自分だけの時間が必要なのです。自分の時間というのは創作活動には極めて重要です。自分のやりたいことに集中している時間は、意識が内向き(内面)に働きます。ここ言う内向きとはネガティブな意味は含んでいません。自分自身の思考と向き合い、自分というものを知ろうとする作業です。自分と向き合うことが純粋に自分の作りたいものや意識を形に反映した創作活動につながるのです。たぶん多くの人には意味が分からないことだと思いますが。

他者の意識を排除した純粋な成果物が仕上がる。これは昔の作家が宿に引き籠って執筆活動をすることと似ています。純度の高い「自分」を抽出するには外界との接点を極力排除する必要があるのです。

ただ、完全に遮断するわけではありません。お店の店員と会話したり、行きつけのマッサージに行ったりもする。それどころか密な人間関係も築く。誰とも会わない日もたくさんあるんだけど、心地の良い人と濃い時間を過ごすこともあるのです。外界と完全に遮断してしまうと、それはそれで良くないことです。センスが磨かれる機会がなくなるわけですから。このあたりはバランスでしょう。

なので、スタイルとしては人と会うことも楽しむ。一緒に仕事している人たちとも感覚を共有できる不思議な関係性だからこそ、ずっとやれているというところがある。だけども、人と群れることはないっていう感じです。なので、群れてないと不安な人も、人が恐いっていうタイプの人も、うちのスタイルに本当に合っているかどうかは見極めないといけないと思います。

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  1. 2020年 3月 04日
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