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新卒採用する意味ある?

「新卒採用はやらないんですか?」という質問を時々されます。採用に関しては当然新卒採用も視野に入れているわけでしょ、と。そんな言い方で聞かれることが多いわけです。

でも、私としては新卒採用をするメリットがまったく分からないんですよ。1年先、長いと2年先の内定を出すわけでしょ。その時、内定をもらった側も企業側も状況や心情が変わっているかもしれないし、そんな先の約束をすることに無理がある。

もう一つ変なのは採用側が、仕事ありきではなく、人を増やすことありきで動いていることです。人と一緒に仕事するというのは、「この仕事誰かできないかな」「私ができるよ」「じゃあお願いしてもいいですか」というところから始まるわけですよね。つまり、どんな仕事があるかによって誰と仕事するかも変わってくるのです。来年は100人くらい必要かなー、というざっくりとした大量採用をしてもお互いにメリットはありません。

これからの時代、兵隊はいらなくなってきます。何でもできる、誰でもできる仕事をする人はどんどんいらなくなる。突出した人が残っていくわけです。そういう人に仕事が集中するわけですから。

また、突出した人に対しては企業側がマネジメント、教育していく必要もありません。お互いがリスペクトしあう独立した関係で仕事ができるからです。互いにリスペクトしあえる関係というのは当然力がある者同士でなければ成立しません。ゆえに、気持ちの良い関係です。

そうしたチームには、兵隊の居場所はほとんどないと言って良いでしょう。スキルアップやモチベーションを誰かにマネジメントしてもらわないと駄目な人はそこにはいられないわけです。こうした環境は先進的なチームだけでなく、時間とともに徐々に社会に浸透していくことでしょう。よって、新卒以前に、雇用形態というもの自体が時代遅れになわけです。採用専門サイトで言うのもなんですが、時代はそういう流れだということです。

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