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本は読まなくていい?

面接や新人研修をしてそのままご飯に誘って一緒に近所の串カツ屋やイタリアンに繰り出す、という流れが時々あるのですが、彼らはまだ「外部の人」なので、色んな話が聞けておもしろいです。そして、自分たちと世間とのズレを感じてしまうこともあったりします。

よく感じるのは、知識が豊富な人が多いということ。会社のマーケティングをすべて担当する身にもかかわらず、聞いたことが無いマーケティング用語が多すぎる。「○○○○戦略」みたいな話とか聞かれても、なんやそれってなることが普通にあります。「たくさん勉強して偉いな」と思うわけです。

ただ、そのカタカナ用語に対して、本人が現実のレベルにまで落とし込んだ知識でなければ、あんまり意味はないんです。いかに現実に落とし込めているかで、知識の有用さは変わってくるからです。また、知識そのものが足枷になってしまうこともあります。行動計画を「○○○○戦略」に当てはめて考えてしまうことになるからです。知識と実体験がうわついたように断絶されていれば逆に危険なのです。

なので、物事がうまくいっている人は実践がまず先にあり、知識は後付けであることが多いです。予習ではなく、復習に近い感覚で本を読んでいたりするわけです。もっと言うと、復習は「思考訓練」なんですね。

実践から得られた知識はまだ顕在化したものではなく潜在化したものなので、自分の中で明確になってないわけです。これを暗黙知と言います。暗黙知は持っているだけで有用です。プロ野球選手のように、感覚だけでヒットやホームランを打つことができる。顕在化した知識になっていなくても有用なのです。

ただ、さらに深みのあるものにするのであれば、暗黙知をできるだけ正確に言語化する作業が必要です。これが思考訓練ですね。本や人との対話だったり、思考の中で言語化していくのです。言語化するとどうなるかというと、まず環境に流されにくくなります。「自分をもつ」と言ってもいいかもしれません。自分軸のブレを少なくする感覚に近いですね。

ただ、思考訓練からはじき出される答えは実体験で得た経験によって変わってきます。経験値が少ないと深みは出ないというわけです。そして答えにゴールは用意されていません。自分の経験値が上がれば、答えも変わってくるからです。そして、この思考訓練は非常に重要な人生の儀式です。情報を取り入れるのも大事ですが、実践無くして本で知識を増やそうとするよりは、実践+思考訓練の2つを繰り返した方がいいですね。

私の場合は、本を読んだり人と話すこと以外に、メルマガを書くことがいい思考訓練になっています。メルマガを書いていて思うのは、実践が足りない時は自分が納得のいく文章が書けないということです。日々感じることが少ないと、思考訓練をしたってモヤモヤした感じになるんですよね。そんな日々を送りながら、実践+思考訓練のバランスをとるようにしています。

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