「WordPressが廃れたらどうしますか?」
「WordPressの次は何を考えてますか?」
私たちの会社はご存知の通り、WordPressテーマを開発・販売する会社なのですが、こういう質問をよく受けるわけです。でも、WordPressの次に何をしようかなど考えてません。もちろん世間の情報は取り続けてますが、具体的なプランはあんまり考えません。
なぜかというと、WordPressが廃れようが何しようが自分たちには関係ないからです。もちろん、WordPressには個人的に愛着がありますし、現時点では右に出るCMSは世界に存在しませんから、今後も盛り上げていけるように私たちの仕事が一助になればと思っています。私たちはWordPressと一心同体というわけではなく、彼らとはそれぞれの道を歩んでいく中で、今たまたま同じところにいるにすぎないのです。
WordPressが「ハード」だとすると、テーマやプラグインは「ソフト」にあたります。つまり、私たちはコンテンツホルダーです。特定のハードがなくなれば、別のハードに移行すればいい。それだけのことです。
仮にいい移行先が見つからなければその時はその時で考えますが、自社でハードを用意するという力技だってありです。それよりも大事なことはコンテンツホルダーとしてコンテンツを通して価値を創造することなんですね。自分たちがオンリーワンのソフトを生み出し続ければ、ハード自体の価値も上がるわけです。人気のゲームソフトが特定のハードでしか発売されなかったら、そのハードの価値があがるのと同じです。
WordPressを使っているからTCDを使う、というパターンだけでなく、TCDがWordPressでしか使えないからWordPressを使うという逆の流れを創り出したっていいわけです。コンテンツホルダーが価値を創造する流れが加速すれば、みんなハッピーになれるわけですからね。
だから、私たちがやるべきことは先のことを案じて自分探しの旅をするよりも目の前のできることに打ち込むことです。そうすることでしか、明るい未来はないでしょう。これは会社であろうと個人であろうと同じことが言えます。将来のことを考えて右往左往するより、目前のことに集中したいです。
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