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リモートワークのメリット・デメリット

今では一般的になったリモートワーク。弊社は2010年の創業以来、ずっとリモートワークを続けています。むしろリモートワークしか経験がありません。

そのため、リモートワークの表面的なところだけでなく、深いところまで(少なくとも人よりは)わかっていると思います。当記事では、リモートワークの表面的には見えないところにスポットをあてています。

まずは従業員側から見たリモートワークのメリット・デメリットはこちらでしょうか。

メリット デメリット
・好きな場所で仕事ができる
・通勤のストレスがない
・人間関係のストレスは少ない
・人との関わりが少ない
・気軽に上司と話せる環境にない
・やりがいを感じにくい

ただ、上記のような内容はどこでも聞ける話。実際15年やってみて感じたもっと深い部分を知りたいですよね。

そもそもの話なのですが、リモートワークには向いている人、向いてない人がいます。それは、「自己管理能力」がある人かどうかに尽きます。自己管理能力がなければ、どんな業種のリモートワークをやっても厳しいです。

これが私が長く色んな人を見てきて感じたこと。

自己管理能力が
高い人 低い人
・自分と向き合いやすい環境
・オフィスワークでは得られない成長機会
・大きく化ける可能性がある
・まったく成長がない
・転職後も難しい人生になる
・社会と上手に付き合えなくなる

自己管理能力がある人がリモートワークをするのは、ごく自然なことです。板につく、フィットするとでも言うんでしょうか。何も不自然なところがない。だから、自分が潜在的に持ち合わせている良い部分が引き出されやすい。

一人で仕事する機会が多いと、思考も内側に向きやすい。ゆえに、自分と向き合うことになる。ある人は自己成長に繋がっていくし、ある人は停滞や歪みを起こしやすい。

一方、自己管理能力がない人がリモートワークをすると、自分が潜在的に持ち合わせている悪い部分が引き出されてしまう。独りでに自滅してゆくことになる。たとえば、よくあるのが「不安」「悩み」「怠惰」といったもの。一度手の抜き方など覚えてしまうと、そこから抜け出すのは100%不可能。先には悪い景色しかありません。

そのため、自己管理能力がない人は、そもそもリモートワークをやろうとしない方が良いです。中途半端に手を出すと、怠惰が癖として定着したり、より自信を失わせる機会にもなりかねません。

とは言え、自己管理能力があるかどうかを自分で知るのもまた難しいこと。たいていの人は、自分には自己管理能力が備わっていると思いこんでいるからです。しかし、それは間違いです。実際、リモートワークの世界に放り込まれてから「自己管理能力がないことを知る」人は多い。

2つポイントがあります。

ひとつ目は環境が悪い人。
仕事、そして自分の人生の向かう方向を鋭敏に感じ取れないような環境にいる人。
たとえば、部屋が散らかっている、物が多い、家族や同居人が仕事に協力的ではない等。環境と言っても、それを作り出しているのは自分なので、自己責任ではありますが。環境が悪い人は、最初にモチベーションがあったとしても長く続かないですね。後退していく。

ただ、いくら環境が悪くても若い内は力技でなんとかする人も中にはいます。若くてエネルギーに満ちあふれている状態だと、環境が足を引っ張っても、それを無力化して進む推進力がある。誤魔化しが効く。ただ、ある程度良い年(25歳くらい?)になってからは、だんだん引きずられていく傾向があり、注意が必要です。

部屋や水回りを毎日掃除する、家族や同居人の理解を得る、といった足元への配慮は常に必要です。

ふたつ目は自分を可愛がっていない人
自分で自分を責めたり、他者と比較したり。自分だけの極上の時間を作っていなかったり。そうやって”自分”を無碍に扱っていると、だんだんおかしな方向に行く。

特に仕事以外の時間で、ひとり時間が自由にとれることは何よりも大事なことです。ひとり時間がない人は、自分を可愛がることもできません。

この2つが揃っていないと、いくらモチベーションに溢れていても、すぐに悪い方向に引っ張られてしまいます。特にリモートワークはそれが表に出やすい働き方です。ですから、リモートワークで良き人生を作っていくには、まずは自分の足回りを見直していくと良いかもしれません。

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