やりたくないことをまず決めると、自分のやるべきことが見えてきます。
こう言うと、「やりたくないことを決めて良いんですか?たくさんあるので、すぐ決められます。」という反応が多いでしょうが、そういう安易な話ではありません。
やりたくないことをやらないと決めるのは、実は覚悟のいることです。
「明日から私は一切雑用をやりません」と言って、
「では、あなた何ができるんですか」と返されたらどうしますか。
やらないと決めることは、自分自身に対する責任を1つ背負うことなのです。
私は中学1年の時に「勉強は絶対にしない」と決めました。中学受験がとても苦しくて、高校までは持たないと思い、親に許可をもらい学校の勉強を一切しないと決めたのです。みるみる成績は落ちていきましたね。
勉強しないとどうなるでしょうか?デメリットがたくさんありますね。
偏差値の高い大学に行けない。就活も不利。つまり、生涯に亘って、サラリーマンでは稼ぐことができないことになります(例外はありますが、当時の私はそう考えました)。
やらないと決めることは、デメリットを受け入れることもセットなのです。
サラリーマンになる道を断った後、色んなことに挑戦してみました。しかし、様々な理由でいずれもダメと判断。消去法で残ったのが経営者です。経営者になる決断は高校3年くらいの時には固まっていました。
「こうなりたい」よりも「これしかない」という背景を持つ人の方が粘り強いです。背水の陣なのですから。だから、数ある選択肢から1つ1つ弾いていく。残ったものを覚悟を持ってやる。
憧れやカッコよさ、収入など表層的に判断しがちな人は、物事の光の側面しか見えていません。光があれば、影がある。陰と陽。憧れだけの人は、覚悟が定まってないため、影の部分を乗り越えられないことが多い。
だから、やりたくないことを決めることが大事です。
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