普通オフィスワークだと、寝て起きて朝ご飯を食べてから出勤の準備をしますよね。出社したら、オフィスには会社の人々がいる。定時になると勤務開始。その時点で、仕事モードに一応は切り替わるわけです。仕事モードに入るための「儀式」が自然といくつも用意されているわけですね。
でも、リモートワークは儀式が一切用意されていない。自分で用意しなければいけない。
朝起きてダラダラ過ごすのもあり。夕方まで寝るのもあり。ネットで動画を見ながら仕事するのもあり。仕事モードに切り替えなくても、ボヤーっとした状態で一日を過ごすことになる。
すると、どうなるか。半年や一年で見たときの中長期のパフォーマンスが明らかに落ちる。サボっているのはバレなくても成果物が弱いので、解雇、減給、オフィスワークに戻される、そういった対応になるわけです。まぁ最終的に行き着く地点も自己責任、それがリモートワークという働き方です。リモートワークは、アマチュアには無理な働き方なのです。
プロは、体調も気分も成果も自身で管理する。そこも含めて自己責任です。
仕事モードに切り替える儀式も、各個人で用意しています。
私の場合は、起きたらコーヒーを飲んで服を着替えてカフェに行くというルーティンがあります。コーヒー、着替え、カフェが私にとって仕事モードに切り替えるための大事な儀式なのです。儀式がないと、1日を無駄にしてしまうことになります。
儀式で何をするかは人によって異なります。その人の生活様式によって変わるものです。リモートワークをやっている人に聞くと、様々です。
- 服を着替える。
- 洗濯機を回す。
- 掃除をする。
- シャワーを浴びる。
- チョコレートを食べる。
服を着替える、掃除をする、という人は多いですね。
寝ている状態と仕事モードには隔たりがあるので、脳に「今から活動するよ」という信号を送らなければなりません。信号を送ることで、身体が動くようになる。着替えや掃除をすることは、脳に今から活動することを伝える信号になるわけです。
逆にリモートワークで成果が出せない人は、寝間着のままだったり、物に囲まれた汚い部屋のまま仕事している人が多いです。そういう人は、仕事モードに入ってないので、集中力も雑兵レベルです。冷蔵庫を開けたり、動画を見たり、友達とLINEしたりと、ながら仕事をしているので何をやっても成果は出ない。
アマチュアがリモートワークをすると、無為な人生を送ることになるので、簡単にはおすすめできないわけです。

リモートワークは、「条件」ではなく「資格」に近いもの。人から"与えられる"働き方ではなく、自ら"編み出した"働き方です。 本来リモートワークは人に価値提供ができる優秀なフリーランスなどが生産効率化の極値として自然に辿り着くワークスタイルで、誰もが「今日からリモートワークをしましょう!」と人から...
1日1日を大事にするためには、毎朝起きたら脳に信号を送ることを意識してみてください。そして、そのための儀式を作ってください。
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